ザイザルとは
ザイザルは、有効成分にレボセチリジン塩酸塩を配合している花粉症治療薬です。ベルギーのUCB社で製造されています。1日1錠の服用で、効果が1日中続く高い持続性が自慢です。
同社から販売されている強力な抗ヒスタミン剤であるジルテックの改良版であり、眠気の副作用が抑えられています。市販薬の販売されていないザイザルですが、通販を利用することで購入が可能です。通販ではまとめ買いした場合、1錠につき112円~お求めになれます。
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ザイザルの効果・適応症
ザイザルの臨床効果が実証されている適応症としては以下が挙げられます。
- アレルギー性鼻炎
- 蕁麻疹
- 湿疹・皮膚炎
- 痒疹
- 皮膚そう痒症
中でも花粉やハウスダストなどによって引き起こされる「アレルギー性鼻炎」に対する対症療法で特に用いられています。強力な効き目と高い即効性を兼ね備えており、激しく現れている鼻水やくしゃみなどのアレルギー症状を鎮静化することができます。
参考文献:ザイザル錠5mg 添付文書
「ジルテックでは眠気が強すぎる」という方に最適です。
ザイザルは、ジルテックの眠気の副作用が抑えられるよう改良された薬です。ジルテックは最強の効き目を持つ抗ヒスタミン薬ですが、眠くなる副作用が強いという欠点がありました。花粉症の薬は、効き目の強さと眠気の強さが比例します。ザイザルは眠くなりにくくなった代わりに、花粉症を抑える効果も多少控えめになりました。

あくまでジルテックと比較すると劣るというだけで、強力な抗ヒスタミン作用は依然として保たれています。ザイザルは効果の強さと眠気のバランスがとれた扱いやすい花粉症の薬です。
ザイザルの飲み方
ザイザルは1日1回、お休み前に服用してください。水またはぬるま湯で飲むようにしましょう。1回につき1~2錠まで服用できます。初めての方は1回1錠から飲み始めて、効き目が弱いと感じるようであれば2錠に増量しましょう。どのタイミングでザイザルを飲んでも効果は発揮されますが、眠気の副作用を抑えるためには就寝前が最適です。眠気が最も出やすいのは服用した直後の数時間です。その時間を睡眠時間に充てることで、昼間の眠気を最小限に抑えることができます。
ザイザルの副作用
ザイザルに見られる副作用としては、以下が挙げられます。
- 眠気・傾眠
- 頭痛
- 疲労
- 倦怠感
- 口の渇き
- 吐き気
臨床試験では、ザイザルを使用した患者の16.0%に副作用の発現が報告されました。ザイザルの副作用発現率は決して高くありませんが、傾眠などの症状が強く出た場合には他の薬への切り替えを検討しましょう。
眠気の副作用が緩和されています
ザイザルは、第二世代抗ヒスタミン薬の中でも最強クラスの効果を持つ「ジルテック」の眠気の副作用がおこりにくいよう改良して作られています。

ジルテックは、R体およびS体と呼ばれる2つの物質から構成されている薬です。ジルテックからS体を取り除いて作られたのがザイザルです。S体は、R体と比べてアレルギー症状を抑える抗ヒスタミン作用が弱く、傾眠の引き金となる脳への作用が強いという特徴があります。それらの欠点がないR体のみで構成されているザイザルは、扱いやすい花粉症の薬です。
ザイザルの使用上の注意
ザイザルの有効成分であるレボセチリジン塩酸塩や、それの含まれるピペラジン誘導体に対してアレルギーのある方の使用は禁忌とされています。ピペラジン誘導体には、同じく花粉症の薬であるジルテック(セチリジン)やアタラックス(ヒドロキシジン)なども含まれていますので注意してください。
また、重度の腎障害を持つ患者が使用した場合も、血中で高い成分濃度が持続する恐れがありますので、ザイザルの使用が禁忌とされています。重度の腎障害に該当するのは、クレアチニンクリアランス10mL/min未満の方です。
ザイザルの慎重な投与が必要な患者
以下に該当する方は、ザイザルの投与量に注意が必要となります。
- 腎障害のある患者
- 肝障害のある患者
- 高齢者
いずれの場合も、ザイザルの高い血中濃度が維持される可能性があります。該当する方は、ザイザルの投与を始める前に必ず医師に相談してください。
また「てんかん等の痙攣性疾患又はこれらの既往歴のある方」では、ザイザルの投与によって痙攣が発現する恐れがあります。特に血液脳関門が未発達である乳・幼児では、場合によっては痙攣がおこるとされていますので、慎重な投与が必要です。
妊婦・授乳婦への投与に関して
妊婦や産婦、授乳婦に対するザイザルの投与は基本的には避けてください。妊婦または妊娠している可能性がある方では、ザイザルを使用した治療の有益性が危険性を上回る場合にのみ投与するとされています。授乳婦に関しては、ザイザルの成分が乳中に移行する危険性がありますので、投与中には授乳を避ける必要があります。
ザイザルと飲み合わせに注意が必要な薬
ザイザルの併用注意薬としては、以下が挙げられます。
- テオフィリン
- リトナビル
- 中枢神経抑制剤
- アルコール
- ピルシカイニド塩酸塩水和物
ザイザルとこれらの薬剤を飲み合わせた場合、成分を取り込む量の過剰な増減が見られたり、成分濃度の過剰な増加がおきる可能性があります。特に日常的に摂取する機会の多いアルコールでは、中枢神経抑制作用が増強される可能性がありますので注意は必要です。
参考文献:ザイザル錠5mg インタビューフォーム
ザイザルの通販
ドラッグストアなどで購入できる市販薬が存在しないザイザルですが、通販での購入は可能です。ザイザルを通販購入する際には、個人輸入代行サービスの利用が必須となります。楽天やアマゾンなどの一般的な通販サイトでは購入できません。

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