アレジオンの効果はアレグラ以上、ザイザル以下?

花粉症の薬
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アレジオンとは

アレジオンは、有効成分にエピナスチン塩酸塩を配合している花粉症の薬です。ドイツのベーリンガーインゲルハイム社より製造・販売されています。日本ではエスエス製薬より販売されているOTC医薬品の「アレジオン20」が有名です。高い薬効を有していながら眠気の副作用が少ないことから、扱いやすい薬となっております。

花粉症に対する効き目はアレグラには優っていますが、ザイザルには劣ります。ただし、アレグラよりも眠くなりやすく、ザイザルよりは眠くなりにくい薬であることも覚えておきましょう。アレジオンは、それぞれ一長一短がある第二世代抗ヒスタミン薬の中でも中間的な強さを持つ薬です。

アレジオンの効果・適応症

アレジオンの添付文書に記載されている適応疾患としては以下が挙げられます。

参考文献:アレジオン錠 添付文書

アレルギー性鼻炎には、いわゆる「花粉症」が含まれます。花粉症とは、飛散する花粉をアレルゲン(原因物質)として発症するアレルギー性の鼻炎のことです。花粉症以外にも、ダニやハウスダストなどの通年性のアレルゲンで発症するアレルギー性の鼻炎にも、アレジオンは効果を発揮します。

また、気管支喘息や蕁麻疹など、アレルゲンとの接触による各部位の炎症を起因とする疾病にも有効です。

花粉症への効果はアレグラ以上、ザイザル以下です

アレジオンは、同じくOTC医薬品として有名なアレグラでは効き目はイマイチだった方におススメな薬です。アレジオンもアレグラも、同じ第二世代の抗ヒスタミン薬ですが、薬の効き目の強さには差があります。アレグラは、花粉症の薬の中でも「眠気の少なさ」に関してはトップクラスですが、鼻水やくしゃみを抑える抗ヒスタミン作用はアレジオンに劣ります。逆に効き目の強さよりも、眠気が少ないことを重視する方には、アレジオンよりもアレグラが向いています。

また、アレジオンでも効き目が不十分だった方には、ザイザルがおススメです。ザイザルもまた同様の第二世代の抗ヒスタミン薬ですが、効き目においてアレジオンを上回っています。その分、眠気が強く現れますが、傾眠を抑える工夫して作られているザイザルは、そこまで強い眠気に悩むことはありません。

アレジオンの飲み方

アレジオンは1日1回、就寝前に服用しましょう。飲むタイミングに関しては就寝前でなくても構いませんが、寝る前に服用する事で日中の眠気の副作用が起こりにくくなります。

病院で処方されるアレジオンには、錠剤の規格に10mgと20mgの2種類があります。基本的には1回20mgを投与すれば問題ありませんので、10mg規格だったら1回につき1錠、20mg規格だったら2錠を服用してください。アレルギー性鼻炎に対する使用に限り、1回20mgでは薬効が強いと感じる場合に1回10mgからでも使用できます。

アレジオンの副作用

アレジオンで報告されている副作用としては、以下が挙げられます。

臨床試験で実証されているアレジオンの副作用発現率は3.12%でした。対象となった患者8,443例中、副作用が発現したのが263例です。最も多く見られたのが、眠気で1.21%(102件)、次に多かったのが口の渇きで0.33%(28件)でした。決して多くはありませんが、眠気が起こり得ることから、服用後には自動車の運転や精密機械の操作などは避けましょう。

参考文献:アレジオン錠 インタビューフォーム

アレジオンの使用上の注意

有効成分であるエピナスチン塩酸塩に対して、過敏症(アレルギー反応)の既往歴がある人はアレジオンを使用できません。過去に薬を飲んだ際に過敏症が出た経験のある方は、それが何の薬だったのかを確認しておきましょう。

アレジオンの慎重な投与が必要な方

以下に該当する方は、医師の管理の下での投薬が必要です。

アレジオンは肝障害を悪化または再燃させることがあります。同様の理由で、肝・腎臓機能が低下している可能性のある高齢者では、様子を見ながら投与量の適宜増減を行う必要があります。長期ステロイド療法を受けている患者では、アレジオンを投与した際のストロイドの減量を慎重に行う必要があります。

妊婦・授乳婦・小児への投与に関して

妊婦または妊娠している可能性のある方や授乳婦、小児へのアレジオンの投与は基本的には避けてください。妊婦に対しては、治療を行った際の有益性が危険性を上回った場合にのみ投与します。新生児や乳児などの小児に対するアレジオンの安全性は確立していません。母乳中にアレジオンが移行する可能性があることから、授乳婦がやむ得ず使用する場合には授乳を中止してください。

アレジオンについてまとめ

アレジオンはOTC医薬品「アレジオン20」として有名な花粉症の薬です。1日1回の服用で、花粉症の症状を強力に抑えます。花粉症以外にも、ダニやハウスダストなどによる通年性アレルギー鼻炎や、気管支喘息、蕁麻疹などにも使用されています。

第二世代抗ヒスタミン薬の中でも、眠気が出にくく、効き目も強い薬です。アレジオンよりも眠気が出にくい薬としてはアレグラ、効き目が強い薬としてはザイザルがあります。アレジオンが使いにくかった場合には、上記の薬に切り替えてみましょう。

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